2018年03月17日

あの時の名前もしられていない正義 3.11







あの時に

せめて電源室が地下でなく



最上階に設置されていれば



全電源喪失など起こさず



今が違っていたかもしれない。





あの時あの現場にいた東電社員の方々の恐怖と

不安。




全てを知っている彼らには




私達の思惑を超える重圧があっただろう。





そして



生放送中でのNHK記者の方の正義






「自治体の支持に従って下さい?
そんなの自治体が解る訳ない。
一体、何を言ってるんだ!
いいです。
私が知っている限りのことを教えます。
福島の方達、
外に出てはいけません。
室内に避難して下さい。
窓を閉めて換気扇も止めてください。
どうしても外に行かなければならないなら
長袖の服を着て
できるだけ肌を隠してください。
放射能は肌につきます。」





正義はあった。




それは時の流れに沿って




忘却の中に葬られていいのか?








クロエダリア












posted by クロエダリア at 01:23| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月11日

3.11








なんでだろう?



7年も経って



あの日の午後の胸が張り裂けそうな恐怖が



まだ消えない今日を迎えているのだという現実。







ごまかしながら



普通を演じている日本に



気付けば新たな恐怖も覚える。







多分、



誰の傷もまだ癒えてないのかもしれない。




どうしてだろう?




あの日の映像を見れなくなってきた。










クロエダリア




posted by クロエダリア at 19:09| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月03日

玉三郎さんの娘道成寺に見た死生観






坂東玉三郎さんの歌舞伎が、つい先ほどEテレで放映された。

玉三郎さんは私にとっては手の届かない所にいる憧れの人だ。

女に生まれた以上、玉三郎さんの美しさを一度は手本にしなければ女は完成しないと思っている✨



今夜は「娘道成寺」の清姫を演ずるにあたり

玉三郎さんのお心つもりを聞くことができた。



女の恨み、そりゃ怖い😱

女の私でさえ怖くてゾッとするものだ。


手に入らぬ安珍を清姫が恨む余り、その身を大蛇と化して

安珍が隠れる釣鐘諸共焼き尽くす・・・



やだー‼️

怖いじゃない‼️


粗筋は知っていたが全く好みではないお話😅



でも、それを玉三郎さんが演ずると美の極みとして昇華してしまう。



恨み恨みの恋の手ほどきを舞った後の華やかな白拍子の鞨鼓の踊り・・・


心を病むほどの辛さを隠して元気に明るく踊る花子の姿に舞台の空気は変われども

私は思わず涙して観てしまった。


可哀想・・・



玉三郎さん曰く


「一度ドンと落ちてしまった観客の雰囲気を新たな踊りが始まる期待感で鼓舞する」


のだそうが、その切ない美しさは言葉以上の哀しみを帯の裏側にしたためて

振り返る度にその姿からこぼれ落ち垣間見える。



引き込まれずにはいられない。



「華やかな美しさと叶わぬものへの恨み、

 人としてそのどちらが大切かと言われればどちらも大切で

 その答えの出ない織り混ざるところがアートだと思います」




玉三郎さんの深い深いお言葉に長年ひっそりと抱いていた設問に答えが出たような気がした。





人は生きているが必ず死ぬ。


人生の究極の結論は死でしかない。


最後は死ぬしかない絶望の中で、人は生きて頑張るのは矛盾でしかない。





若い頃から答えの出ない人生の疑問だった。


生きていけばいくほど

絶望の意味を知る。




成長をしても人として仮に完成しても必ず死ぬのだ、どんな立派な人でも。

転生輪廻の意味以外にこの世の中に生きる意味があるのか?




その考えは親を失って更に強くなっていた。




だが今夜、玉三郎さんの言葉を機に

答えの一片をすくい取れたのかもしれない。




生と死と、そのどちらも大切で織り混ざり混在するこの時間が深く尊い。


どんな人も生きる姿、そのままがアートと成り得る。



これは去年、ブログに書くタイミングを逸してしまったソウル・ライターから受けた感銘にも似ている。



次回、書き忘れたソウル・ライターを紹介したいと思った。


待っててね😉





     クロエダリア



posted by クロエダリア at 00:59| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする